ボポモフォで学ぶ中国語 台湾華語で広がる中国語の世界

「Standard Chinese」の記事一覧

先秦における方言

周代の「采詩の官」 儒教の重要な経典である十三経のひとつである『周礼』は成立年代は戦国時代末期とされており、周代の官位制度を中心に文物・習俗・政治制度をまとめたものである。そこには周王朝の官職として誦訓・大師・象胥・小行 […]

古代中国の夷狄世界とその言語

華中・華南の異民族世界 『礼記』「王制」には以下のような一文がある。 「中国、夷、蛮、戎、狄、皆有安居、和味、宜服、利用、備器、五方之民、言語不通、嗜欲不同。達其志、通其欲、東方曰寄、南方曰象、西方曰狄鞮、北方曰譯。」 […]

台湾の原住民について

台湾原住民のあらまし 台湾島は日本の九州とほぼ同じ大きさながらも(台湾=約36,200km²、九州=約36,780km²)、台湾には文化面・言語面ともに多種多様な原住民が16世紀の漢民族の移住よりも以前に住んでおり、彼ら […]

台湾語について

台湾語とは 台湾語とは閩南語から派生し、台湾で独自に発達した方言である。17世紀から19世紀にかけて福建南部からの台湾に入植した人々の言葉が基礎となって広まったため、閩南語との類似点が多く見られる。台湾では「台語」(「台 […]

閩南語について

台湾語のルーツである福建省の「閩語」 福建省を中心に話されている方言は「閩(びん)語=閩方言」であり、推定話者人口7,000万人とされている(漢民族総人口の4パーセント程度)。福建省のみならず、出自を福建省に持つ華人・華 […]

台湾の人々

台湾(中華民国)の住民は一般的に「台湾人」と呼ばれるものの、「台湾人」という単一の民族があるわけではなく、次のような人々(族群=エスニシティ―)で構成されている。「族群」とは文化や習慣が共通した集団を意味し、「民族」とい […]